オーストラリアの巡視船が南極海へ出航、日本の調査捕鯨を監視へ

2008/1/13


" オーストラリア政府は9日、南極海における日本の調査捕鯨を監視するため、巡視船を出航させたと発表した。国際法廷に提訴する場合に備え、証拠収集を行うという。 "-----AFP BB News表題の記事より



 捕鯨という問題は、私の場合、できれば日本人同士でも議論したくない問題になってきている。実際、環境問題に関心の高い人同士でも、酒の席では特に避けたいテーマになる時もある。私の立場は、鯨文化は、私と私の周辺の人々の文化、習慣、つまり生活圏の”食文化”ではない。現在50歳になる私が、鯨を口にしたのは、最初が学校給食で、鯨の角煮の缶詰が主だったと思う、たぶん最後は中学生ぐらいか、、、30年以上口にしていない。茨城、静岡、東京数箇所で生活をしてきたが、鯨文化は周囲に見当たらなかった。

 したがって、捕鯨についての意見は、
 「他国の人間の感情を害するならば、やめてもいい。また、すでに単独では産業として成立しえなくなっているであろう鯨関連産業への補助金を考えれば、補助金を打ち切るだけでもいいのではないか」という意見を知識がほとんどないまま、話したことがある。
 
 さて、そこにいたのは、5人の基本的に環境問題に詳しい人々、驚いたことに、捕鯨を基本的に擁護する人は、話が終わってみると5人中3人。反捕鯨は、勉強不足で、信念をもって話さずに守勢にまわってしまった私を含めて2人。このときの私の主張に対しては、

----他国に言われてやめるようなことではない。特に肉食をする人々から、、、、。単独で産業として成立しなくなった理由が、そもそも外圧なので、国の支援は不可欠だ。---

 強い感情と私がもっていない情報と知識に言葉を失って、ただまずい酒を飲んだ記憶だけが残った体験となった。それ以来、できれば捕鯨問題は、なんとなくできれば避けたいテーマになってしまった。それにしても驚いたのは、中年以上のリベラルなおっさんの中に、捕鯨擁護意識をもっている人が多いことだ。だが、このテーマ、私だけでなく、多くの日本人にとって、”面と向かった議論では”実は避けたいテーマなのではないか、、、そう思っています。それに、多少知識を増やした観点からすると、それほど正確でない知識と外圧に反発する感情が根底に強くあるのを感じています。

 ということで、今後は資源としての鯨と費用対効果ということで自分ながらの議論の組み立てを脱調査捕鯨という観点から、組み立てたいと思います。反捕鯨でない点にご注意ください。まだ、結論はださないことにします。

 オーストラリアは、国際法廷に提訴するための証拠集めのための巡視船とヘリコプターを出すということですから、とうぜん他の国際社会の反応も気になります。

 ひろってみると、日本の捕鯨に関するニュースは結構多く、オーストラリア以外の国も懸念などを示しています。

----------

日本の調査捕鯨にオーストラリア野党などが反発-----2007年11月20日
" 【11月20日 AFP】日本の調査捕鯨船団が18日に本格調査のため南極海に向けて出発したことを受け、オーストラリア野党が軍隊の派遣も辞さないとの姿勢を示すなど、国際社会から大きな反発が起きている。"



米、日本に対し調査捕鯨の中止求める-----2007年11月20日
" 【11月20日 AFP】日本の船団が18日に南極海での調査捕鯨に向けて出港したことを受け、ショーン・マコーマック(Sean McCormack)米国務省報道官は19日、日本に対し今年の捕鯨中止を求めた。また、今回の調査捕鯨に反発する国や団体に対しては、船団に攻撃するなどの妨害活動を控えるよう促した。 "



フランス、日本の調査捕鯨に懸念を表明-----2007年11月28日
" 【11月28日 AFP】仏政府は27日、日本が毎年行っている調査捕鯨について、科学的データの収集にもはやクジラを殺す必要はないとして懸念を表明した。

 仏外務省は、「日本が調査捕鯨を実施する権利は認めるが、科学的調査はもはやクジラを殺さなくても実施可能。これまでもフランスは反対してきたが、わが国はこの調査捕鯨に深い懸念を示す」と表明した。 "



反捕鯨団体、抗議船を「クロコダイル・ハンター」の名前に改名-----2007年12月06日
" 【12月6日 AFP】攻撃的な捕鯨反対行動で知られる環境保護団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)は5日、日本の調査捕鯨を阻止するため南極海へ向かうのに先立ち、テレビ番組「クロコダイル・ハンター(Crocodile Hunter)」で有名な環境保護活動家、故スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)さんに敬意を表し、抗議船の1隻にその名を冠した。 "


----------     以上、いずれもAFP BB Newsから。

 ひろってみると報道は結構ありますね。日本国内では、ほとんど報道されないので、意外ですし、世界的にも結構なニュースネタになってます。

 ここに、December 23, 2007のアップ以来、718,627 Views,Over 20,000 coments
 のモンスタービデオクリップがあります。

Racist Australia and Japanese whaling 白豪主義オーストラリアと反捕鯨


 野蛮合戦にもちこもうというのでしょうか? 最初みたときには、そんな印象をもったビデオです。
 差別をいうなら、オーストラリアにも日本にも過去も、現在も存在します。
 ただし、アデレードからブリスベンまで車で移動した経験も含めて、過去に何度となくオーストラリアを訪れていますが、不快な差別は、同じアジア系の住民から受けた1回だけです。アボリジニの人とは、短時間の談笑をしただけなので、彼らの受けた差別の深刻さは、映像や資料でしか知りません。上のセンセーショナルなビデオクリップへの反応には、感情返し的なものももありましたが、以下のものが目に留まりました。

Racist Australia and Japanese whaling (Response)


Australia Against Whaling


参考
水産庁 : 水産資源の持続的利用を考えるページ

日本捕鯨協会 - 捕鯨問題Q&A -

Wikipedia : 捕鯨問題

日本小型捕鯨協会


-----しなやかな技術研究会のタイムライン2
[しなやかな技術研究会のタイムライン1 : 2007/2/26-2007/10/9]-----

-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ-----green_tomatoのブックマーク-----

2008/1/13


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  • 2017.04.23 Sunday
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  • 20:44
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コメント
>他国の人間の感情を害するならば、やめてもいい。

リベラルな人間ならばむしろこんな理由で納得するはずがないでしょう。
他者が反対するなら同性愛差別を容認するのか?
鯨食差別論者に加担する人は、他の差別についても容易に差別者に加担し人を傷つけると言わざるを得ないですね。

>すでに単独では産業として成立しえなくなっているであろう鯨関連産業への補助金を考えれば、補助金を打ち切るだけでもいいのではないか

モラトリアムを解除するだけで捕鯨は産業と復活しますよ。

>仏外務省は、「日本が調査捕鯨を実施する権利は認めるが、科学的調査はもはやクジラを殺さなくても実施可能。これまでもフランスは反対してきたが、わが国はこの調査捕鯨に深い懸念を示す」と表明した。

反捕鯨派のいつものデマ宣伝ですね。
口先だけで「代替手段がある」といつも言ってるが、実行不可能なのは既に証明されているのに。

http://www.e-kujira.or.jp/geiron/ohsumi/3/

>差別をいうなら、オーストラリアにも日本にも過去も、現在も存在します。

それで?あなたは外国の理不尽な鯨食差別を肯定するのですか?
  • アリア
  • 2010/07/27 3:37 PM
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