”2008年には世界の全人口のうち、半数以上が都市部に居住することになる”
スゴイ数字だ。
今後、都市化がもたらす弊害はたくさん指摘できるが、可能性はどんなものがあるだろうか?
公害、都市の環境悪化を日本は経験している。現在は、多摩川もきれいになってきたし、工場から異臭が漂うということも普通ではなくなった。(40年前には、その工場の近くで遊ぶと目が痛くなったり、臭かったりといろいろあったんですよ。)
日本の高度成長はとにもなくにも、ソフトランディングしている。いまのところは、、、父達の世代とはなにかとぶつかったが、これまでの50年をふりかえれば、敗戦から、ここまでよくしのいできたものだと思う。
この経験を生かすために、エネルギー消費も少なく、暮らしは質素ながら健康的に楽しい暮らしをすることができる都市へと技術と知恵を集めることができるかが、問われている。うまくいけば、世界に向けてモデルケースとなることもできる。
欧米では、最近狭矮住宅の情報が多くなってきている。
日本のうさぎ小屋の設計も関心をもってみられています。
一定の豊かさを実現した国が、例えばエコロジカルフットプリント。こうした指標をデザインにも繁栄させるというのは有効だ。エコロジカル・フットプリント1を目指すことで、きっと新しい暮らしが見えてくる。
参考
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EIC : エコロジカル・フットプリント
また、都市の緑化にも関心があります。緑化もデザイン、ホームレス駆逐のための横になることすらできない公園のベンチより、だれでも好きな格好で公園を利用できる安全、安心、快適さを実現すべきだろう。課題は多いが、快適でやすらぐスペースを作ればいいのだと思う。デザイナーのみなさんの奮起と住民の主張を期待したい。
参考エントリー
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都市の緑化はどこまで進んでいるのか?-----しなやかな技術研究会、2007/06/28
-----しなやかな技術研究会のタイムライン-----